腸溶性ラクトフェリン

元気な腸

ラクトフェリンは人間の免疫細胞を活性化させる働きがあります。免疫細胞が活性化し免疫力が向上すると風邪や病気から体を守る自己防衛機能が強くなります。

 

またラクトフェリンは鉄を吸収する作用があり、鉄を栄養分としている大腸菌やブドウ球菌の繁殖を抑える働きがあります。ラクトフェリンはとくに母乳に多く含まれており、抵抗力の弱い赤ちゃんが健康を維持するうえで重要な働きを担っています。

 

ラクトフェリンは腸で吸収されることが重要

ラクトフェリンはリンパ球、樹状細胞といった免疫細胞を活性化させ、人間の免疫機能を向上させる働きがあるといわれていますが、ラクトフェリンの効果を十分に得るためにはラクトフェリンを小腸まで届ける必要があります。

 

なぜなら小腸にはラクトフェリン受容体が多数存在し、この受容体と結合することでラクトフェリンは効果を発揮すると考えられているからです。

 

しかしラクトフェリンは熱や酸に弱く、口から摂取したラクトフェリンはそのほとんどが胃で分解されてしまします。

 

ここで赤ちゃんの母乳から摂取したラクトフェリンはその効果を失っているのではないかという疑問が生じますが、離乳前の赤ちゃんの胃は酸性度が弱く、またたんぱく質分解酵素のペプシンが働いていないという特徴があります。そのためラクトフェリンは胃で分解されることなく腸に届いているのです。

 

そして離乳後に殺菌性の強いペプシンを分泌して母乳以外の栄養摂取を可能にします。とても合理的なシステムなのですが、ラクトフェリン摂取という観点からすると口から摂取したラクトフェリンが分解されて腸に直接届かないという問題が生じてしまうのです。

 

腸溶性ラクトフェリン

そこで開発されたのがラクトフェリンをコーディングして腸に届けるように設計された腸溶性サプリメントです。胃では溶けず、腸に到達して初めて溶ける物質でラクトフェリンを包みこんでいるのが特徴です。