ラクトフェリンの老化予防効果

元気な老人

ラクトフェリンは体内の鉄イオンを吸収することで老化の原因の一つとされる活性酸素の発生を抑制する効果があります。

 

人間は酸素を取り入れることでエネルギーを生み出していますが、その過程の中で同時に活性酸素を生み出します。活性酸素は電子の欠けた不安定な分子のことで自身の状態を安定させるために周りの細胞を攻撃します。

 

 

この活性酸素の攻撃性は人間の免疫システムにも利用され、体外部からの異物・細菌の侵入に際して攻撃するときにも使われます。

 

しかし活性酸素が過剰に生成されてしまうと人間の正常な細胞膜やDNAを傷つけてしまいます。この結果細胞がうまく機能しなくなり細胞の老化現象を引き起こします。

 

また細胞のDNAが傷つくことで重大な疾患を引き起こすケースもあるのです。つまり活性酸素の発生を正常な範囲内に抑制することが老化予防のカギと言えそうです。

 

そして活性酸素は体内の鉄イオンを触媒に生じることが分かっています。ラクトフェリンは鉄と結合しやすい性質を持っており余分な鉄イオンを吸収して活性酸素の発生を抑制します。

 

その結果細胞が活性酸素によって傷つけられることも少なくなり老化予防につながるのではないかと期待されているのです。